2018年夏にオープンしたルグラン軽井沢ホテル&リゾート。今回はゴールデンウィークが終わったオフシーズン、新緑の時期に宿泊してきました。
このホテルを選んだ理由は、温泉があること、山の上で景色が良さそうなこと、そしてホテルの敷地内だけで一日過ごせそうだったことの3点です。実際に泊まってみて感じた、施設・サービス・温泉の詳細をレポートします。
※本記事は2023年5月訪問時のレポートです。
アクセスは送迎バスがおすすめ
今回は車ではなく電車で軽井沢まで来たため、ホテルの送迎バスを利用しました。軽井沢駅南口(アウトレット側)のバス乗り場で待っていると、大きなプリンスホテルの送迎バスが次々と行き交う中、比較的こじんまりとした「LE GRAND」と書かれたバスがやってきました。運転手さんに名前を伝えて乗車します。
オフシーズンだったこともあり、バスの利用者は私たち夫婦を含めて5人でした。ホテルまではノンストップで約10分ほどで到着し、公式サイトに記載されていた所要時間30分(バス時刻表から逆算した数字)よりもかなり早く着いたため、少し得をした気分になりました。
送迎バスは本数がそれほど多くないため、路線バスでの移動も検討したのですが、ホテルが山の上に建っており、入口から建物までの距離もあり、しかも登り坂が続くことを考えると、送迎バスを利用して正解だったと感じています。荷物が多い場合や坂道での移動に不安がある場合は、路線バスよりも送迎バスの利用を強くおすすめします。
敷地内には川が流れており、その川沿いを通って建物の入り口へと向かいます。この川沿いの散策路だけでも、山の上のリゾートらしい静けさを感じられました。


チェックイン
ホテルに到着すると、暖炉とバーカウンターのあるラウンジでチェックインを行います。ラウンジ自体はそれほど広くはありませんが、こじんまりとした空間の中に高級感が漂っていました。夜になると暖炉に火が灯り、雰囲気がぐっと増します。

チェックイン時にはウェルカムジュースを選ぶことができ、私はオレンジジュース、夫はぶどうジュースをいただきました。また、宿泊中に使える1ドリンクチケットもこの時に渡されます。
スタッフの方は外国出身の方が多い印象でしたが、日本語でのやり取りに問題はなく、対応も丁寧で教育が行き届いている様子でした。ヨーロッパ調の内装とあわせて、海外リゾートに滞在しているような雰囲気を楽しめるホテルだと感じました。

お部屋(スタンダードルーム)
今回予約したのは、最もリーズナブルなスタンダードルームです。

窓からの景色は建物ビューで、眺望という点では期待できませんでしたが、部屋自体は広く、ベッドも大きめでゆったりと過ごせました。特に印象的だったのはバスルームの広さです。写真だけでは伝わりにくいのですが、実際に見るとかなりの広さがあり、ホテル内の温泉に入る予定なので使わないのがもったいないと感じるほどでした。


部屋にはコーヒーやお茶などのドリンク類が充実しており、バスローブも用意されていました。館内着は上下セパレートのシンプルなデザインで、温泉に行く際はこの館内着のまま館内を移動できます。なお、化粧水・乳液・クレンジングなどのスキンケア系アメニティは見当たらなかったため、必要な方は持参することをおすすめします。



このランクの客室は、ホテルの見取り図で確認する限りもっとも狭いタイプにあたるようですが、それでも十分な快適さがありました。上位ランクの客室(ヴィラスイートなど)であれば、さらにゆったりとした空間と良い景色を楽しめそうです。次回訪れる際は、景色の良い上位ランクの部屋も検討してみたいと思っています。

温泉(大浴場「こもれび」・八風温泉)
ホテルの敷地内には、性格の異なる2つの温泉があります。
| 温泉名 | 場所 | 特徴 | 利用料金 |
|---|---|---|---|
| 大浴場「こもれび」 | ホテル館内2階奥 | 宿泊者専用、こぢんまりとして落ち着いた雰囲気 | 宿泊者無料 |
| 八風温泉 | ホテルから徒歩約3分(坂あり) | こもれびの倍ほどの広さ、自然に囲まれた開放的な露天風呂 | 宿泊者無料/一般1,500円 |
大浴場「こもれび」
館内2階の奥にある宿泊者専用の温泉です。訪れた際はちょうど清掃直後だったのか誰もおらず、貸切状態でゆっくり写真を撮ることができました。
脱衣所にはバスタオルと水が完備されており、部屋から持参する必要がないのは地味に助かるポイントです。大きなガラス窓越しに外の景色を楽しめる内風呂、陽の光を浴びながら入れる露天風呂のほか、水風呂・サウナ・外気浴用のベンチも用意されています。パウダールームは照明を落とした落ち着いた雰囲気で、洗い場も清潔に保たれていました。




規模自体はそれほど広くありませんが、宿泊者専用であることに加え、敷地内にはもっと大きな八風温泉もあるため、こもれびの利用者はそれほど多くない印象でした。実際、チェックイン直後に訪れた際は貸切状態、翌朝も自分を含めて3人程度と、どちらもゆったり入浴できました。景色も良く、私たち夫婦はどちらかというとこもれびの方が好みでした。
八風温泉
ホテルの建物から徒歩約3分の場所にある、こもれびよりも大きな温泉です。行きは下り坂ですが、帰りは登り坂になるため、体力に自信がない方はフロントに相談するとカートでの送迎も可能なようです。

宿泊者は無料、一般利用者は1,500円で利用できます。感覚的にはこもれびの倍ほどの広さがあり、露天風呂のすぐ隣は山になっているため、自然の中で入浴しているような開放感がありました。その分、木の葉や虫が湯船に浮いていることもあるため、大自然の中の温泉らしい体験として楽しめる方に向いています。
利用中には地元の方に話しかけていただき、「高級ホテルに泊まるなんてすごいわね」と言われたのですが、「こちらとしては軽井沢に暮らしていることが羨ましいです」というような会話をしました。
チェックイン当日の夕方に訪れた際、女湯の利用者は自分を含めて5人ほど。一方、男湯はちょうど団体客と重なり、サウナ室が占有されてしまい、夫はサウナを利用できず残念がっていました。人気の高い温泉地では、サウナが混みやすい時間帯があることも念頭に置いておくとよさそうです。なお、一般利用者向けの駐車場も用意されています。
山の上スイートテラス
ホテル敷地内の最も高い場所には、「山の上スイートテラス」と呼ばれるテラスがあります。通常はここでレストラン「grill mille(グリルミル)」が営業しており、結婚式の披露宴会場として使われることもあるそうです。

テラスまでは専用カートで案内してもらえます。繁忙期はカートの運行が30分おきに決まっているようですが、閑散期に訪れた際はフロントに声をかけるとその都度カートを出してもらえました。急な坂道を1分弱かけて登るとテラスに到着します。
到着してまず目に飛び込んでくるのは、圧倒的な景色です。

日没の時間帯に訪れると、また違った表情を楽しめます。建物自体も可愛らしい外観で、内装もゴージャスな雰囲気でした。テラスではドリンクサービスとしてレモンジュースとりんごクッキーが提供されており、絶景を眺めながらのひとときを楽しめます。

その他の施設
プール
建物2階、大浴場こもれびの隣にある、小さめで可愛らしいプールです。バーカウンターがあり、無料のドリンクも用意されています。プールとこもれびが隣接しているため、プールで泳いだあとにすぐシャワーを浴びて温泉に入れるのも便利なポイントです。夏の暑い時期に宿泊する際は、ぜひ利用したい施設だと感じました。



ジム
十分な広さのジムが用意されており、旅行中でも軽く体を動かしたい方には嬉しい設備です。

チャペル
こちらのホテルでは結婚式も挙げられ、「水音の教会」と「森音の教会」という2つのチャペルがあります。
水音の教会は池のすぐそばに建っており、静かな雰囲気が印象的です。

森音の教会は、訪れた際にちょうど挙式の準備中で立ち入りができませんでしたが、教会の裏手にあるガゼボからは、教会全体を眺めることができました。


ギフトショップ
ホテル1階にあり、おしゃれな雑貨やお土産が並んでいます。滞在の合間に立ち寄るのにちょうど良い規模感でした。

スパ
今回は利用しませんでしたが、館内にスパの案内看板が設置されていました。次回の宿泊ではスパの利用も検討してみたいと思っています。

まとめ
今回の滞在では、当初の予定通りホテルの敷地内だけで一日をゆっくり過ごすことができました。宿泊料金は決して安くはありませんが、その分、館内はヨーロッパ調の豪華な内装で異国情緒を感じられ、実際に外国人観光客の姿も多く見られました。一歩外に出れば澄んだ空気と抜群の景色が広がっており、スタッフのサービスも丁寧で満足度の高い滞在になりました。
軽井沢の街からは少し距離があるため、軽井沢観光をメインに楽しみたい方にはあまり向いていませんが、ホテルの敷地内でゆったりと非日常を味わいたい方には自信を持っておすすめできるホテルです。
アクセス情報
- 住所:長野県北佐久郡軽井沢町発地864-4
- 軽井沢駅から車で約15分
- 送迎バスあり(詳しい時刻表は公式ホームページをご参照ください)
次回の記事では、朝食・夕食で頂いたレストランの詳細についてレポートします。

