沖縄本島の「やんばる」エリアにある大型リゾート「カヌチャベイホテル&ヴィラズ」に、1歳の息子を連れて家族で宿泊してきました。この記事では、チェックインからお部屋、食事、プール、託児サービス、ベビー用品レンタルまで、実際に利用してわかったメリット・デメリットを写真付きで詳しくレポートします。これから子連れ旅行でカヌチャリゾートを検討している方の参考になれば嬉しいです。
※本記事は2024年10月訪問時のレポートです。
カヌチャリゾートとは?
カヌチャベイホテル&ヴィラズは、沖縄県名護市の「やんばる」と呼ばれるエリアにある広大なリゾートホテルです。東京ドーム約17個分ともいわれる敷地の中に、ホテル棟、ヴィラ、レストラン、プール、チャペル、ゴルフ場などが揃っており、リゾート内だけで滞在が完結してしまう規模の大きさが特徴です。
名護市の市街地からは車で30分ほど離れているため、徒歩圏内にコンビニや飲食店はほとんどありません。その分、周囲は静かで喧騒から離れてゆったりと過ごせます。マリンアクティビティやゴルフ、ウェディング、体験教室、エステなど多彩なアクティビティが用意されており、「カヌチャリアン」と呼ばれる熱心なリピーターが多いことでも知られています。
子連れファミリーへの対応も手厚く、「ウェルカムベビーのお宿」に認定された客室があるほか、後述する託児サービスやベビー用品のレンタルなど、小さな子ども連れでも安心して滞在できる仕組みが整っています。

那覇空港から車で1時間ほどかかるので、子連れとしては移動が少し大変です。ただし、着いてしまえばホテル敷地内だけで1日中飽きずに楽しく過ごせました。
チェックイン
駐車場に車を停めて、まずはチェックインのためにロビーへ向かいました。開放感のあるロビーのテラスからは海が一望でき、到着した瞬間からリゾート気分を味わえます。

チェックイン時にスタッフの方から館内の設備やレストランについて一通り説明を受け、敷地内を移動するためのカートの鍵を受け取りました。ロビー前のカート置き場から自分の番号が振られたカートに乗り込み、いよいよ客室へ出発です。
カートにはシートベルトがなかったため、1歳の息子は私が膝の上で抱っこし、夫が運転する形で移動しました。小さな子どもを連れている場合は、抱っこ紐やチャイルドシート代わりになるものを用意しておくとより安心です。

リゾート内には全部で8つの宿泊棟があり、今回は海に近い「オーキッド棟」に宿泊しました。海を眺めながら3分ほどカートを走らせると、オーキッド棟のカート置き場に到着しました。
リゾート内のカート移動について
カヌチャリゾートの敷地はとても広いため、ロビーやレストラン、プール、ビーチなど施設間の移動は基本的にカートを使います。カートを運転するには普通自動車免許が必要です。
実際に運転してみると、アクセルの反応がやや敏感で、軽く踏んだつもりでも急発進しやすく、ブレーキを踏むと「ガコン」と音がして動きがぎこちない印象でした。ただし最高速度は時速10キロ程度に制限されているため、慣れれば危険を感じることはほとんどありません。むしろ、海風を感じながらゆっくり景色を楽しめる移動時間として、リゾート滞在の楽しみの一つになりました。
一方で、レストランやプール、ビーチへ行くたびにカート移動が必要になるため、「少しの移動でも時間がかかる」と感じる方にとってはデメリットになり得ます。
なお、免許を持っていない方やお酒を飲みたい方向けに、敷地内を15〜20分間隔で巡回するトロリーバスも運行しています。カートが使えないシーンでも移動手段に困ることはありません。
お部屋
宿泊したオーキッド棟は、外観はやや年季を感じるものの、必要な設備はしっかり整っていました。
小さな子どもがいる場合、ベッドからの転落が心配になりますが、事前に電話でお願いしておくとベッドガードを設置してもらえます。今回も到着前にリクエストしておいたので、チェックイン時にはすでに設置済みでした。

バルコニーにはジャグジーが付いており、オーキッド棟は全室にジャグジーが備わっています。青い海を見ながらここで息子と遊びながら入るお風呂は至福の時間でした。

水回りの設備やアメニティも一通り揃っており、旅行中の忘れ物の心配が少ないのは嬉しいポイントです。




白い容器に入ったベビーソープも、事前の電話リクエストで用意してもらえました。パジャマは装飾のないシンプルなロングシャツタイプです。


ソファや家具にはやや古さを感じる部分もありましたが、必要なアイテムはひと通り揃っており、広さも十分で家族3人での滞在に不便はありませんでした。何よりバルコニーから見える景色は素晴らしく、朝晩ともに海を眺めながらゆったり過ごせました。
食事・レストラン・バー
朝食(洋食):パラディ
1日目の朝食は、洋食メインのビュッフェレストラン「パラディ」を利用しました。プールサイドに面した開放的なレストランで、滝が流れる演出もあり雰囲気の良い空間です。

海ぶどうなど沖縄食材をトッピングして作るまぐろ丼のコーナーがあり、沖縄らしい一品を楽しめました。この日は天気が良かったのでテラス席を選び、爽やかな風を感じながら食事ができました。
洋食が中心ではありますが和食メニューも一通り揃っているため、家族やグループで好みが分かれる場合には「パラディ」を選んでおくと安心です。
朝食(和食):カヌチャ
2日目の朝食は、和食レストラン「カヌチャ」を利用しました。こちらは御膳スタイルの定食が提供され、おかずの一部がビュッフェ形式になっています。

おかずやデザート、ドリンクの品数は「パラディ」と比べるとやや控えめですが、定食だけでしっかりお腹いっぱいになるボリュームがあり、物足りなさを感じることはありませんでした。和食派の方には「カヌチャ」がおすすめです。
バーラウンジ
リゾート内にはバーラウンジもあり、営業時間は19:00〜22:00です。開店直後の19時に訪れたところ、まだスタッフが不在でしたが、下の階にある「パラディ」のスタッフに声をかけるとバーテンダーの方がすぐに来てくれました。大人だけの静かな時間を楽しみたい方には嬉しい設備です。


プール
ビーチサイドプール
メインとなるビーチサイドプールには、小学生くらいの子どもたちがたくさん泳いでおり、賑やかで活気のある雰囲気でした。もちろん小さな子ども向けの浅い「赤ちゃんゾーン」も用意されているので、乳幼児連れでも安心して利用できます。


チェアやベッドの数も多く、混雑して座れないという心配はありませんでした。プールサイドには軽食を購入できる売店や、浮き輪などのレンタルショップも併設されています。
本当はビーチにも足を運びたかったのですが、滞在中は波が高く遊泳禁止だったため、プール中心の滞在となりました。海況によっては遊泳できない日もある点は、事前に知っておくと良いポイントです。
ガーデンプール
レストラン隣にある大きなプールですが、訪問時はちょうど改装中で利用できませんでした。次回訪れる際にはぜひ泳いでみたいと思っています。

屋内プール
25メートルの室内プールもあります。19時〜22時の夜間時間帯は照明が落とされ、カラフルなライトアップに切り替わるとのことです。夜にプールを楽しみたい方は、この時間帯に足を運んでみるのもおすすめです。

託児サービスを利用してみた
今回の旅行では、初めてホテルの託児サービスを利用してみました。最終日の17時〜20時の3時間で予約し、予約自体はホテルの公式ホームページから簡単に行えました。
託児スペースはこども専用に大きく作られているわけではなく、通常の客室を託児用に改装した部屋という印象でした。利用したこの日は息子以外に予約がなかったようで、保育士の方が1名マンツーマンで対応してくれました。
生後6ヶ月から預けることができ、時間帯によっては離乳食や食事の提供にも対応してもらえます(別途料金が発生します)。おかげで、久しぶりに夫婦2人だけでゆっくり食事とお酒を楽しむ時間を持つことができました。
お迎えに行くと、室内遊びに飽きたのか外でトロリーバスを眺めて過ごしていたようで、息子も楽しそうな様子でした。

3時間の利用で料金は9,130円でした。決して安くはない金額ですが、夫婦だけで落ち着いてご飯を食べられる時間の価値を考えると、後悔のない選択でした。子連れ旅行で「たまには2人だけの時間が欲しい」という方には、検討する価値のあるサービスだと思います。
リゾート内の施設
敷地内には結婚式を挙げられるチャペルもあり、ウェディング利用のカップルの姿も見かけました。

お土産屋や居酒屋、カラオケなど複数の店舗が入った棟もあり、このエリアを散策するだけでも楽しい時間を過ごせます。

写真映えするブランコが設置されたフォトスポットもありました。訪れた時間帯は逆光になってしまい、あまり良い写真は撮れませんでしたが、時間帯を選んで訪れれば素敵な写真が撮れそうです。

高台のエリアの下にはゴルフ場が広がっており、リゾート全体としてゴルフ好きの方にも楽しめる作りになっています。
ベビー用品のレンタルサービス
今回はベビーカーとチャイルドシートをレンタルしました。事前にホテルの公式ホームページからメールで予約をしておき、当日はフロントで予約している旨を伝えるだけでスムーズに受け取ることができました。
貸し出されたベビーカーはJoie(ジョイー)製で、多少使用感はあるものの、旅行中に使う分には全く問題のないコンディションでした。チャイルドシートはレンタカーを借りる際にすでに車内へ装着済みで、こちらはSmartAngel(スマートエンジェル)製のものでした。


このほかにも、ベビーベッドや子ども用パジャマなど、乳幼児連れの旅行に役立つさまざまなアイテムをレンタルできます。数に限りがあるものや事前予約が必須のものもあるため、宿泊が決まったらできるだけ早めに予約しておくことをおすすめします。
アクセス
カヌチャベイリゾート カヌチャベイホテル&ヴィラズ
住所:沖縄県名護市字安部156-2
那覇空港からは車で約1時間の距離です。名護市街地からも車で30分ほど離れているため、レンタカーでのアクセスが基本となります。
まとめ:カヌチャリゾートは子連れ旅行におすすめ?
実際に1歳の子どもを連れて宿泊してみて、カヌチャリゾートは子連れファミリーにとって非常に過ごしやすいリゾートだと感じました。
良かった点
- ベッドガードやベビーソープなど、事前リクエストで細かい要望に対応してもらえる
- 赤ちゃん向けの浅いプールエリアがあり、乳幼児連れでも安心
- 託児サービスがあり、夫婦だけの時間を作れる
- ベビーカーやチャイルドシートなど、荷物を減らせるレンタルサービスが充実
気をつけたい点
- 那覇空港から車で1時間かかり、移動に時間がかかる
- 敷地内の移動は基本的にカート移動になるため、施設間の移動に時間がかかる
- 海況によっては遊泳禁止になることがある
移動のしやすさよりも、敷地内で完結するゆったりとした滞在を重視したい方や、子連れでも設備面のサポートを受けながら旅行を楽しみたい方には、特におすすめできるリゾートです。次回訪れる際は、改装中で入れなかったガーデンプールにもぜひ挑戦してみたいと思います。

